2019.07.12 ・  / /

包丁の選び方

自分に合った包丁を選ぶ際のポイントについて説明しています。

包丁は調理の相棒

あなたが包丁を購入しようと考える時、まず何を基準に選びますか?
良い包丁を選ぶためには、漠然と売り場に向かうのではなく、どのような包丁を選ぶべきなのかあらかじめ考える必要があります。
このページでは、どのような包丁をどのように選ぶべきかまとめました。毎日使う唯一無二のパートナーとなる包丁に、是非巡り合ってください。

どこで買えばいいのか

包丁を買う場合、料理初心者の方でも、プロの方でも、しっかりとした知識を持ったスタッフがいる専門店などでアドバイスを受けた上で購入するのが一番良いといえます。自分の調理方法や、調理頻度、調理する食材によって的確に包丁を選んでもらえるからです。

何か問題が発生した場合や包丁研ぎなどのメンテナンスなど、日々の困った問題を解決してくれる利点もあります。

また、包丁はできれば実際に手に取って選ぶのがおすすめです。
実際に握ってみることで、自分にあった長さや重さがわかりますし、柄の握り心地を実感することなどもできます。
オンラインショップなどで購入する場合は、刃渡りや柄の長さ、重さ、素材などをよく確認しましょう。

最初の1本を選ぶ場合

包丁の種類

様々な種類の中から自分に合った1本を選び出すのは非常に大変です。一番最初に購入するのであればなおさらです。

料理を始めたばかりの方や、1本で全てをこなしたい方が用意すると良い包丁は、「三徳」か「牛刀」といえます。

三徳の名は「肉・魚・野菜が『3』つとも切れる」ところに由来すると言われており、日常の料理で万能に使うことができます。
牛刀は西洋生まれの万能包丁で、先端の鋭さが特徴。三徳に比べて身幅が狭く、脂の多い肉や魚がくっつきにくい利点があります。

どちらも肉・魚・野菜と日常の調理で万能に使える便利な包丁です。(冷凍された食材など、切ることを推奨しないものもあります。別途冷凍ナイフを用意しましょう。)

 

包丁のサイズ

最適なサイズは、使う方や調理するものによって変わってきます。
一般的には、三徳で150mm〜180mm程度、牛刀であれば180mm〜210mm程度がお勧めです。
中でも、ご家庭用としては、三徳は180mm程度、牛刀では210mm程度が好まれています。

包丁の選択に「大は小を兼ねる」の格言はそれほど重要ではありません。日々の調理で使う場合であれば、取り回しの良さや、疲れにくさなどを考慮した包丁の選定が必要です。自分の体格やキッチンの大きさに合わせて選択すると良いでしょう。

 

包丁の素材

刀身の素材に関しては材料についてのページに詳しく解説していますが、自分の用途に合わせた材料を使用したものを選ぶと良いでしょう。

毎日こまめに手入れができ、かつ切れ味を求めるのであれば「ハガネ系」の包丁を、サビにくく手入れが簡単なものを求めるのであれば「ステンレス系」をおすすめします。
また、両方の良いところ取りをするのであれば、2つの材料を層状に重ねた「複合材系」という選択肢もあります。芯にハガネ系の材料、ステンレスがその側面をカバーする3層構造となっており、切れ味が良く、錆びにくいため、「複合材系」を選ぶと手入れのしやすさと切れ味の良さの両方を手に入れられます。

セラミックは軽く、金属アレルギーを持つ方などに最適ですが、刃先が欠けやすいので取扱いには注意が必要です。

最初の1本の切れ味や使い心地・使い勝手を基準に、ステップアップして次の1本を選ぶと良いのではないでしょうか。

手に取って選ぶ場合のチェックポイント

店頭で実際に手に取って包丁を選ぶことができる場合、特に注意してみるチェックポイントを以下に挙げます。

  1. 用途にあった種類であるか
  2. 自分にあった重さか
  3. 使用する上で最適なサイズか
  4. 自分が気にいるデザインかどうか

用途と形状に関しては形状の不思議ページをご覧になり、自分がよく行う調理を見極め、その用途にあった包丁を選ぶことが一番です。

まずは握ってみて、ご自分にあったサイズや重さなのか確認してください。
実際に握ってみたら意外に重かった、いつも作る料理を想像しながら握ったらもっと長いものが欲しくなった、とさまざまな発見があるでしょう。
迷ったら、是非お店の方に相談してください。例えば、刺身用の柳刃は、用途によってさまざまな長さを選ぶことができますが、ご家庭用には240mm程度が適しているなど、包丁によって目安があります。こういったアドバイスもぜひ参考にしてください。

そして、自分が気にいるかどうかも非常に重要です。
見た目はもちろん、ハンドルを持ったときの感触、温かさなども気にいるかどうかに関わってきます。
自分の手にあうハンドル形状であるかも確認しましょう。
気に入った道具を使うことは、料理へのモチベーション向上にも繋がり、あなたの日常を豊かにするでしょう。

最後に

藤次郎ナイフギャラリーの内観

藤次郎株式会社は、お客様一人一人が、自分にあった包丁を選ぶためのサポートをしております。

直営店の藤次郎ナイフギャラリーでは、500を超える藤次郎製品から、スタッフがお客様に最適な包丁をご提案いたします。
また、研ぎ直しサービスを行っており、弊社製品の包丁研ぎのほか、さまざまなお困りごとに対応しています。

 ・刀身の形状変更
 ・木柄の交換
 ・その他包丁の修理
 ・仕上げ直し(ロゴマークを入れ直し、新品の美しさを甦らせるもの)
 ・他社製品の包丁研ぎ
 
 ※材質や状態により、対応できない場合もあります。

持ち込みでも郵送でも承っておりますので、遠方のお客様も是非ご利用ください。

また、弊社製品をお求めの場合は、公式オンラインショップや最寄りの藤次郎の取扱店もご利用ください。

包丁は、メンテナンスをしながら長く使い続けることができる道具です。
お気に入りの一本をじっくり選び、生活のパートナーとして大切に使っていただくことを願っています。

 
 

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