シュトーレン(シュトレン)は、ドイツ発祥の、伝統な発酵菓子です。
クリスマスの風物詩として、日本でも多くのお店で販売されるようになりました。
今年はどんなシュトーレンを食べようかと、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
本場ドイツでは、クリスマスの1カ月前から、シュトーレンを毎日一切れずつ食ながら、クリスマスを迎えるます。
ラム酒につけたドライフルーツを練りこんだり、バターや粉砂糖で表面をコーティングしたり、1カ月間日持ちをさせるための工夫がたくさん。
しかし、切り方や保存方法によっては、せっかくのシュトーレンの風味や食感を損なってしまうことも。
ここでは、最後の一切れまで美味しく食べるための、切り方と保存方法をお伝えいたします。
発酵種を用いて作るため、正確には「パン」に分類されるシュトーレン。
ぎゅと中身が詰まっているので、パン切り包丁はもちろん、通常の包丁でも切り分けることができます。
鋭い波刃と薄い刀身が特徴の藤次郎パンスライサーは、硬めのシュトーレンにおすすめです。
テーブルで切り分けながら楽しむなら、テーブルの上で邪魔にならない小型のペティナイフがあると便利です。
長く楽しむためには、バゲットのように端から切るのはNG。
中心から切って切り口をぴったり合わせることで、空気に触れる面積を極力少なくするのがポイントです。
酸化や乾燥を防ぐことで、最後までしっとりさを保ったまま、風味豊かなおいしさを楽しむことができます。
湿気の少ない、涼しい場所で保存します。冷蔵庫で保存する場合は、野菜室をおすすめします。
賞味期限までに食べることができない場合は、冷凍保存も可能です。
スライスしたものを1枚ずつラップでくるみ、冷凍庫の匂い移りを防ぐために保存袋に入れて冷凍しましょう。
食べるときは、常温で30分程度自然解凍します。
※クリスマスを彩るパン菓子として、長期保存を目的としていないシュトーレンも多く販売されています。レシピや材料によって保存の期間や方法が異なりますので、購入元でよく確認をしましょう。
いかがでしたか。
由来や本場の楽しみ方を知り、一工夫を加えると、よりシュトーレンを楽しむことができます。
日ごとに熟成するシュトーレンを囲んで、大切な方と素敵なクリスマスをお過ごしください。