2025.09.25 ・  / /

包丁の種類と使い分け|家庭用からプロ仕様まで失敗しない選び方

「包丁 種類」や「包丁 使い分け」でお探しの方へ。毎日の調理は、刃の形状をひとつ変えるだけで効率も仕上がりも大きく変わります。この記事では家庭用からプロ仕様まで、代表的な包丁の種類・用途・サイズ選びをわかりやすく解説。燕三条の刃物メーカーである、私たち〈藤次郎〉の人気モデルもあわせて紹介します。

包丁の種類と使い分け|家庭用からプロ仕様まで失敗しない選び方

包丁の種類と使い分け|まずは「三徳・牛刀・ペティ」から。迷わない選び方とおすすめ

包丁 種類」や「包丁 使い分け」でお探しの方へ。毎日の調理は、刃の形状をひとつ変えるだけで効率も仕上がりも大きく変わります。この記事では家庭用からプロ仕様まで、代表的な包丁の種類・用途・サイズ選びをわかりやすく解説。燕三条の刃物メーカーである、私たち〈藤次郎〉の人気モデルもあわせて紹介します。

TOJIRO PRO 三徳 170mm(F-895)
画像:TOJIRO PRO 三徳 170mm(F-895)

包丁の主な種類|まず知っておきたい基本形

包丁は大きく「洋包丁」と「和包丁」に分けられます。家庭でよく使われるのが洋包丁です。中でも汎用性の高い三徳、切り方が多彩な牛刀、小回りが利くペティが“3本柱”。和包丁は刺身用の柳刃、魚の下処理用の出刃など、専門性が高いのが特徴です。

 

洋包丁(主に両刃)

  • 三徳:肉・魚・野菜の「三つの徳」に使える万能包丁。家庭の主役です。三徳の一覧
  • 牛刀:サイズの豊富で、食材に合わせた多彩な切り方ができる本格派。プロにも愛用者が多い万能包丁です。牛刀の一覧
  • ペティ:果物や薬味を切ったり、さっと使えて細かな作業に便利。ペティの一覧
  • パンスライサー(パン切り包丁):波刃でパンやケーキを潰さず切れます。

 

和包丁(主に片刃)

  • 柳刃:刺身を一太刀で引き切る。
  • 出刃:魚の三枚おろしや小骨の処理に。
  • 薄刃:野菜の調理向け。片刃で桂剥きしやすい。

片刃=片側だけに刃が付く/両刃=両側から刃付け。両刃は左右兼用なので扱いやすく家庭向け。

包丁の使い分け|この3本で日常のほとんどをカバー

1)三徳:家庭のメインに

三徳は食材を選ばない万能型。まな板に対して直線的な刃のラインは押し切りが得意。初めての1本、買い替えの1本に最適です。TOJIRO PRO 三徳 170mm藤次郎 BASIC 三徳 170mm

 

2)牛刀:様々な切り方が楽しめる本格派

サイズが豊富で、調理する食材や使う人の体格に合わせて選びやすいのが魅力。刃先のカーブを生かしスイングするように動かすと、効率よく滑らかに切ることができます。TOJIRO PRO 牛刀 210mm

 

3)ペティナイフ:手元作業のスピードアップ

ペティナイフは小ぶりで取り回しの良さが特徴。果物の皮むきはもちろん、薬味作り、飾り切りなど細かな作業に。サブの1本として調理の効率を上げます。TOJIRO PRO ペティ 120mm

 

“まずは2本”から始める

三徳+ペティは鉄板の組み合わせ。さらにワンランク上の使い心地を求めるなら牛刀+ペティもおすすめ。用途に応じて菜切やパンスライサー(パン切り包丁)を足すと、調理がもっと快適になります。三徳カテゴリペティカテゴリ

 

サイズと素材の選び方|切れ味・耐久性・お手入れのバランス

サイズ(刃長)の目安

種類 標準の刃長 向いている用途/キッチン
三徳 165〜180mm 家庭のメイン。どんなキッチンでも扱いやすい。
牛刀 180〜240mm(家庭向けでは180mm~210mmが人気) 幅広い食材に使える万能型。慣れると三徳より扱いやすいと感じる方も多い。
ペティ 120〜150mm 果物・薬味・面取り・飾り切りに。サブ包丁として人気。
菜切 165mm前後 野菜。四角い刀身はスクレーパーとしても活用可能。

素材(刀身材)の基本

一般家庭には錆びにくくメンテが楽なステンレス系刃物鋼が最適。中でもV金10号(VG10)やモリブデンバナジウム鋼を芯材にした複合材(割込)は、切れ味・耐久性・手入れのしやすさのバランスが良好。見た目の美しさと刃の均一性を高めるダマスカス構造も人気です。ダマスカス製品を見る

藤次郎の多くの洋包丁は両刃で右・左利き兼用。丸洗いできるオールステンレスモデルは衛生面でも安心です。

藤次郎の人気ラインアップ|実力派だけを厳選

TOJIRO PRO 三徳 170mm(F-895)

人気No.1万能

TOJIRO PRO 三徳 170mm(F-895)

芯材:V金10号(VG10)/ハンドル:18-8ステンレス/刃付:両刃

毎日の主役に最適な万能包丁。水・油で滑りにくい独自ハンドルとオールステンレス構造で衛生的。

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TOJIRO PRO 牛刀 210mm(F-889)

切り方の幅が広がる

TOJIRO PRO 牛刀 210mm(F-889)

芯材:V金10号(VG10)/ハンドル:18-8ステンレス/刃付:両刃

牛刀の特性を生かすには210mmがおすすめ。中空設計ハンドルのPROシリーズなら、重すぎず扱いやすいため、使う人を選びません。
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TOJIRO PRO ペティ 120mm(F-883)

2本目に最適

TOJIRO PRO ペティ 120mm(F-883)

芯材:V金10号(VG10)/ハンドル:18-8ステンレス/刃付:両刃

果物の皮むきや薬味に。1本あるだけで細かい作業がスムーズに。

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TOJIRO PRO ニッケルダマスカス鋼 三徳 170mm(F-1036)

美しい波紋

TOJIRO PRO ニッケルダマスカス鋼 三徳 170mm(F-1036)

刀身:超硬質合金鋼+ニッケルダマスカス/ハンドル:18-8ステンレス

美しい波紋を描くニッケルダマスカス。均一性が生むシャープな切れ味は藤次郎トップクラスです。

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藤次郎 BASIC 三徳 170mm(F-316)

コスパ良

藤次郎 BASIC 三徳 170mm(F-316)

芯材:V金10号(VG10)+13クロームステンレス/ハンドル:積層強化木

藤次郎の切れ味をお求めやすい価格で実現。初めての一本やまとめ買いにも。

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お手入れと研ぎの基本|切れ味は「使い方×メンテ」で決まる

毎日のケア

  • 使用後は中性洗剤で洗い、水気をしっかり拭き取る。食洗機は高温・薬剤で劣化が早まるためお控えください
  • 刃を受けるまな板は、木・ゴム・シリコン製などの柔らかい素材がおすすめです。
  • 刃欠けの多くは冷凍食品や骨、カボチャによるもの。専用包丁の使用や、解凍・加熱での下処理をすると安心です。

 

研ぎの目安

切れ味が鈍ったら、砥石(#1000前後)での研ぎ直しが必要です。時間がないときはシャープナーも併用して、定期的にお手入れを。
数年に1回、または刃がかけた場合は藤次郎の研ぎ直しサービスをご利用ください。

よくある質問(FAQ)

Q1.最初の1本は「三徳」と「牛刀」どちらがいい?
迷ったら三徳を。がおすすめです。肉・魚・野菜に幅広く対応します。ワンランク上の切り方を楽しみたい場合や、2本目の万能包丁としては牛刀が向いています。

 

Q2.ペティナイフは必要?
最近ではペティナイフをメイン包丁として使う方も増えています。小回り作業が多い方ほど便利です。

 

Q3.ダマスカスはお手入れが難しい?
特別なお手入れは不要、通常の包丁と同じです。使ったら洗って拭く、が基本。
ただし研ぎ直しにより砥石が当たった個所の波紋は薄くなります。波紋を蘇らせたい場合は、藤次郎の仕上げ直しサービスを。詳しくはこちらから。

 

Q4.左利きでも使える?
本記事で紹介した洋包丁は両刃が基本なので左右兼用。和包丁(片刃)は別途左用が必要な場合があります。(藤次郎には左利き用もございます)

まとめ|“役割で使い分け”が上達の近道

包丁は「万能=三徳」「多彩な切り方=牛刀」「手元作業=ペティ」を軸に使い分けるのが最短ルート。サイズは三徳170mm/牛刀180~210mm/ペティ120〜150mmが基準です。素材はステンレス系の割込が扱いやすく、オールステンレスハンドルは衛生面でも安心。まずは1〜2本から始めて、用途に応じて菜切やパン切りを足していくと、日々の料理がぐっと快適になります。