本記事はライフハッカーさんに掲載して頂いた記事の転載になります。
8月28日に燕三条の包丁メーカー「藤次郎」主催で開催された、萌え断イベント。
Instagramのフォロワーが2万人以上の世田谷の大人気サンドイッチ屋さん「Sandwich&Co.」のオーナー鈴木沙織さん(@risterlab)から、サンドイッチの切り方や撮り方をレクチャーをしていただきました。
今回はそのイベントレポートと合わせて、萌え断を成功させる3つのコツをご紹介します。
萌え断とは?
萌え断とは、断面に萌えるというInstagramで使われる用語。主にサンドイッチやおにぎりを切った時の断面のことを指しています。
いわゆるインスタ映えの1つなのですが、写真の撮り方だけではなく使う具材や切り方なども重要で、一朝一夕にはいきません。
そこで今回のイベントは、サンドイッチの作り方、カット編と撮影編にわけて行なわれました。
1. サンドイッチを作るときのコツ
まず、「Sandwich&Co.」のオーナー鈴木さんが、サンドイッチの作り方を説明。具材は適当に挟むのではなく、食べる順番や萌え断を意識して挟むのが大切とのこと。
切るときを意識して挟みましょう。たとえば、満遍なく卵を入れるのではなく、きれいに見えるように中心にまとめて置くようにしてください。葉っぱ類も、断面に葉っぱがモリモリあるとおいしそうですよね。悪い例は、断面に芯があること。葉っぱを丸めて、押さえて入れるとおいしく見えますよ。また、見た目だけではなく味にも注意が必要。野菜の水分がパンに染み込むと味が落ちてしまうことに。対策として、下側のパンにチーズをつけたり、水分が多いもの(トマト)は葉っぱの上に置いたりするとおいしくできるようです。
しっかりと具材を挟めたら、最後にラッピングをします。このときもコツがあるようで、しっかりと押さえて包むのが大切とのこと。
コツは、紙でぴっちり、余白がないように包むことです。余白があるとせっかく作ったサンドイッチがずれてしまいます。常にサンドイッチは指で押さえておきましょう。
鈴木さんの手際の良さから、会場からは驚きの声もありました。最初は難しいかもしれませんが、繰り返しトライしていれば慣れていくようですよ。
2. サンドイッチをカットするときのコツ
包装ができたら、次にカットです。包装紙を巻いた状態でカットするため、包丁の切れ味が非常に大切。そこで、世界中のプロが愛用する藤次郎さんが、パン切り包丁を用意してくれていました。
パン切り包丁は、刃が波のようにうねっていることが特徴で、サンドイッチや普通のパン専用の包丁です。
萌え断は、断面の美しさが非常に大切なため、切れる包丁を使うのがなによりも重要。鈴木さんもお店で藤次郎さんの包丁を使用しているということでした。
さらに、断面が滑らかに切れると、口に入れたときの舌触りが違います。萌え断は「食べるところまで楽しんでこそ」ですので、切れ味のいい包丁は持っていて損はないでしょう。
パン切り包丁を手にしたら、あとは切り方です。以下の3つを注意すると、綺麗に切れるとのこと。
- 包み紙の折り目に垂直に刃を入れる
- ジグザグ何度も行ったり来たりしない
- 包丁を入れるときは一瞬で
最初はゆりかごのようにゆっくりと刃を入れて切っていくのかと思っていましたが、実際は本当に一瞬。
鈴木さんがカットした後は、会場の参加者全員が実際にカットを行ないました。ところどころから「思ったよりもスパッと切れた!」「わーすごい!きれいにきれた!」と、おどろきの声が聞こえました。
3. インスタ映えする写真を撮るコツ
「写真は好みがあります」と鈴木さんは言いますが、最低限意識するといいことは次の3つ。
- よりか引きか決める
- 斜めか真上か決める
- 食材以外の小道具も重要
たとえば、引きで撮るときは、フォークやスプーンを置いたりして食べるシチュエーションを意識したいですね。引きだとスタイリッシュな感じで、よりだとインパクトが出ますよ。断面を強調したいときは、上から撮るときれいに撮れます。ちなみに、スタッフが撮影したのがこちら。うまく撮れていますかね? 萌え断だとやっぱり、真上から撮るのが一番きれいに撮れました。
最後に参加者でサンドイッチを食べてイベントは終了。
人気サンドイッチ店のオーナーさんを招き、サンドイッチを作るコツからインスタ映えする写真の撮り方まで、内容の濃い2時間でした。やはり、最終的に写真を撮ると思うと、盛り付け方と切れ味の鋭い包丁を使うのが重要かなと思います。
藤次郎さんの包丁は世界中のプロが愛用していますが、少し価格は高め。でもご安心を。一般家庭用にお手頃で多種多様な包丁を製造・販売しています。気になった方はチェックしてみてくださいね。
Photo: GENE TV
Source: YouTube
島津健吾
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