2022.08.10 ・ 

包丁の切れ味を長持ちさせるために

包丁の切れ味を長持ちさせるためのちょっとした工夫をご紹介します。

どんな包丁も、使っていくうちに必ず切れ味は落ちるもの。 
もちろん、砥石を使って研げば切れ味は蘇りますが、よく切れる状態をできる限り長持ちさせて、毎日気持ちよく包丁を使いたいものです。
ちょっとした工夫で、切れ味を長く保つことができるので、是非実践してみてください。

 

刃当たりの優しいまな板を使いましょう

包丁の刃は、食材を切る際まな板に当たることで、常にダメージを受けています。
刃を長持ちさせるためには、刃当たりの優しいまな板を選ぶことをおすすめします。

木製、ゴム製などは、比較的柔らかく、刃へのダメージが少ない、刃に優しいまな板といえます。
木のまな板の特性や、ゴム製まな板を含む様々なまな板の種類お手入れ方法については、詳しく紹介しているページを是非ご覧ください。

プラスチック製の硬度の高いまな板や、ガラスや大理石でつくられたカッティングボードなどを使用することは、刃を潰す大きな原因になり得るので、なるべく避けましょう。

>>藤次郎のまな板はこちら

 

硬いものは専用の包丁や道具で切りましょう

普段の料理で使う三徳や牛刀、ペティナイフなどの包丁で、カニの甲羅や大きな魚の骨、冷凍した食品といった硬い食材を切るのはやめましょう。
ダメージを受けるどころか、刃欠けの原因にもなりますので、専用の包丁や道具を使ってください。
食材によっては洋出刃など刃の厚い包丁で対応できる場合もあります。

 

まな板の上で食材を集めるときは、包丁の峰で

まな板の上で切ったものを、刃をスライドさせて集めていませんか?
この方法では、刃にダメージがあるだけでなく、まな板を傷つけてしまうかもしれません。
こういうときは、包丁の峰(包丁の背の部分)をお使いください。
菜切や薄刃といった、野菜専用の包丁であれば、包丁の峰と同様に、平たい先端を使うこともできます。
また、専用の道具としてスクレーパーを使うのもおすすめです。
 

汚れと水気は早めにとりましょう

汚れや水気は、包丁の大敵です。
ハガネはもちろん、ステンレス製の包丁であっても、汚れや水気をそのままにしておくと、サビを発生させ、刃がボロボロになったり、刀身に穴が開いてしまったりする可能性があります。
包丁のお手入れの基本は、使ったらすぐに洗い、布巾などでしっかり水気を拭き取ること。これを毎回行っていただければと思います。
 

少し注意して使うだけで、刃は長持ちします。是非、試してみてください。