KNIFE FACTORY
OVERVIEW
ナイフファクトリーでは、藤次郎刃物の量産品の製造現場を、磨きの工程を中心にご覧いただけます。量産品には、燕地域特有のプレス技術による「抜き刃物」の製法を用いています。
伝統技術と機械化を組み合わせながら、職人が目を配り安定した品質を維持しています。
FACILITY GUIDE
FLOW
包丁の刀身になる材料です。鋼やステンレス系の鋼材を、常時数種類在庫しています。
レーザーを照射して鋼材から包丁の形を切り抜きます。
※量産品はプレスで型抜きします。
鋼材を高温で熱し、冷却することにより、硬度と粘りを与えます。
※設置されているのはアトリエ製品に使用される焼入れ炉です。
焼入れをした刀身を回転する砥石で、水をかけながら断面をくさび形に削っていきます。
刀身とハンドルの金属部を溶接します。職人の手仕事によって、自動溶接には向かない細かな部分も溶接できます。
溶接ロボットが刀身とハンドルの金属部を溶接します。同じ形状のものを短時間で多く溶接することができます。
刀身とハンドルの溶接部(口元)を研磨して、凹凸の無いなめらかな形状に仕上げます。
自動研磨機を使って一度に多くの刀身を磨くことができます。
自動目通し機にかけられないものは、手作業で目を入れます。
刀身の表面にヘアライン(目通し)を入れて、使用する際につくキズを目立ちにくくします。
前工程で付着した研磨粉を、全自動洗浄乾燥機を使って洗い落とします。
板材に加圧して成型や模様押しを行います。燕市の一大産業である洋食器にも用いられる製法です。