2021.01.14 ・  /

【完売いたしました】デスクトップユティリティナイフ販売のお知らせ

数量限定でご用意しておりました「デスクトップユティリティナイフ No.11」が完売となりました。心より御礼申し上げます。

 


 

製品について
 

デスクトップユティリティナイフは、机上で幅広い用途に使えるナイフとなっております。

ダンボールの開梱や、手紙・封筒の開封、鉛筆削り、工作など、日常の様々なシーンで活躍します。なお、しっかりとした切れ刃がついているので、取り扱いには十分な注意が必要です。


 
鋼材は弊社の包丁でも使用されるコバルト合金鋼(VG10)を贅沢に採用。鋭い切れ味が永く持続します。

ナイフを入れるための特製の桐箱もご用意いたしました。
オンラインショップではギフト包装も可能ですので贈り物としても最適です。

 


 

職人の想い

今回デザインと制作を担当したナイフアトリエの職人”伊藤闘意”は、普段封筒やダンボールの開封など、デスク周りでの作業を大きめの折りたたみナイフでやっていましたが、「もっとコンパクトで作業性の良いナイフが欲しい」「でも既存のカッターやデザインナイフでは物足りない」と考えるようになりました。

学生時代から趣味で包丁やナイフを作り続けてきた伊藤は、取り回しの良い「医療用メス」から着想を経て今回の開発に至ったのです。

デザイン・形状のこだわり

刀身は医療用メスの尖刃(せんじん)と呼ばれる、刃先がまっすぐで鋭く尖っている形状を参考にしました。メスは形状によって番号がつけられており、今回参考にした形状の「No.11」を製品名にも加えています。材料はVG10の多層鋼を採用し、刀身に層の断面模様が浮き出ています。

ハンドルは取り回しを良くするために4つの穴を空けました。軽量化に加え、穴に指の腹が引っかかりやすく設計されているので、滑り止めとしての機能も果たしています。

ハンドルと刀身の間にはガードを設けることで指が刀身に触れないよう配慮。柄尻には紐を通せる穴を開けることで、未使用時はフックなどに掛けておくことが可能です。

鋼材の断面はそのままでは角が立って握る際に痛いので、磨き加工によって角を丸く潰し、鏡面加工を施しています。手作業で均一に丸く磨くのは、かなり技術の必要な作業で、製作中は特に苦労した部分。峰を人差し指で抑えた際に当たりがよく、抑えやすい仕上がりとなっています。

面の黒肌仕上げと、断面の鏡面仕上げが全体にメリハリを付け、美しいデザインとなりました。

「かくえ」と読むナイフに刻まれたマークは、伊藤の母の実家で使われていた屋号で、現在は廃業されたため伊藤がこのマークを受け継ぎました。ナイフ作りや刃物の研究に日々研鑽を積む、伊藤のオリジナルナイフシリーズ第一弾としてマークにも想いを込めています。

 


 

【主な用途】
・手紙や封筒の開封
・ダンボールの開梱
・鉛筆削り
・紙を切る
・工作
など

 

【製品詳細】
製品名:デスクトップユティリティナイフ NO.11
刃長:約58mm
全長:約162mm
重量:約30g
素材:コバルト合金鋼(VG10)37層の多層鋼仕上げ
板厚:3mm

 


 

職人が細部までこだわり抜いて作り上げたナイフをこの機会に是非お買い求め下さい。