藤次郎株式会社は2月7日〜11日までの期間、ドイツのフランクフルトにてアンビエンテ2020に出展いたしました。
アンビエンテは、ドイツのフランクフルトにて毎年2月に開催されている世界最大のBtoB消費財見本市です。テーブルウェア、キッチン用品、インテリアアクセサリー、ギフト雑貨などありとあらゆる消費財のメーカー、商社、デザイナーなどが一堂に会し、世界中から訪れるバイヤーと活発な商談を展開しています。
当社は2004年からアンビエンテに毎年出展をしており、今回で17回目の出展となります。
展示会に合わせて新製品もいくつかご用意することが出来ました。
※画像は海外向けの製品で、国内向けの販売予定はございません。
鎚目和包丁、黒色ダマスカスの刀身を使用したアトリエ製包丁や、
鞘付きチークハンドル(VG10とニッケルダマスカス)
ワニハンドル(ワニの背中のようにゴツゴツした手触りが特徴のワイルドなハンドル)、
黒リネンマイカルタハンドル
ダマスカス黒染め水牛桂柄などを展示しました。
イベントは例年と同じく水研機での研ぎパフォーマンスと研ぎ直し講習に加え、新たに森の鍛冶屋をイメージした作切りスペースを用意しました。
作切りはハンマーとタガネという道具を使って文字を彫り込んでいく作業です。今回は包丁の形のプレートを用意してお客様の名前を彫り込みました。
お客様の名前を聞いて、イメージに合った漢字を当てはめます。海外の方にとっては、文字に意味があるというのが分からないそう。改めて文化の違いを感じました。
初日から最終日まで希望者が絶えず、お客様には大変喜んで頂けましたが、職人にとってはかなりハード。やり方は少し考える必要があるかもしれませんが、今後も継続していきたいイベントです。
藤次郎オープンファクトリーでも作切り実演と名前入りプレートのプレゼントを行っておりますが、職人の稼働状況によっては対応出来ない場合もありますのでご了承ください。
次に、水研機のスペースでは職人が包丁研ぎの実演を行いました。
(展示会前は英語での説明の練習に取り組まれていた姿が印象的でした!)
水研機は弊社の工場でも使用していますが、回転する砥石に水を加えることで包丁のすべりを良くし、摩擦熱で焼き戻りが発生するのを防ぎます。
こちらも好評で、中には水研機が欲しいという方もいらっしゃったようです。
包丁研ぎ講習はオープンファクトリーでも人気のイベントですが、海外でも関心の高い分野で、シェフの方なども参加されていたようです。
コロナウイルスの影響もあり例年より来場者数は減ったようですが、今年も多くの方に弊社ブースに足を運んで頂くことができました。イベント実演などを通してお客様に喜んでもらえたりと、藤次郎ブランドに興味を持ってもらえるきっかけになったのではないかと思います。
今年の展示会は終わりましたが、また来年に向けて新製品開発やイベント企画など、改めて取り組んでいきたいと思います。
以上、展示会レポートでした!
たくさんのご来場ありがとうございました。