溶接、焼入れ・Mさん
INTERVIEW
溶接、焼入れ・Mさん
週4日溶接をして、残りの1日は焼入れをしています。溶接作業では自分たちで刀身とハンドルに少し加工をしてから溶接しています。溶接次第で包丁の形が決まるので、大変ではありますが、自分たちでいろいろ考えて行う作業なので、非常にやりがいがあり楽しいです。
焼入れ(熱処理)は、刀身に焼きを入れる作業です。刃物を作る工程で言うと硬度を決める大事な作業なので失敗はできませんが、これも溶接と同じくかなりのやりがいがあります。
もともと小さい時からものづくりが好きでした。高校生の頃、見学へ来た際に実際に仕事を見てみて、ものづくりってやっぱり楽しそうだな、とその時再認識して入社することを決めました。
もともと好きだったものづくりがさらに好きになりました。包丁を作るうえで必要な治具(道具)なども自分で考えて作っていますが、そういう時間も楽しいです。
自分の置かれている立場的にいろいろな人たちとコミュニケーションをとりますが、若い人からベテランの人まで良い人たちばかりで、人間関係は恵まれていると思います。
あと、休みも多く有給も取りやすくて、自分のプライベートの時間も確保しやすいのも良かったなと思います。
今やっている自分の仕事はやればやるほど技術を必要とする作業だなと感じます。まだまだ技術的にも知識的にも全然未熟ですが、いつかの将来、ものすごい技術を持っている先輩方を追い越して、藤次郎の職人としてナンバーワンになりたいです。