2023.08.25 ・ 

燕市内の小中学校19校の包丁研ぎ直しを行いました

日頃よりご愛顧頂きありがとうございます。

夏休みの期間を利用し、燕市にある19の小中学校の包丁を無償研ぎ直しいたしました。

背景

小中学生の頃の「調理実習」といえば、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
クラスメイトと料理を作る、という経験は、食に興味や関心を持ち、一つのことを成し遂げる達成感を得ることができる、とても貴重な学習の場です。

その経験を「切れ味のいい包丁で体験して欲しい」との願いから、本企画が立ち上がりました。

研ぎ直し開始

燕市教育委員会にご協力いただき、燕市中の小中学校にお声掛けし、19校から約400丁もの包丁が集まりました。

燕市小中学校包丁研ぎ直し

燕市小中学校包丁研ぎ直し
中には数十年前に寄付をした藤次郎の包丁も。

小中学校包丁研ぎ直し
一丁一丁思いを込めて、職人の手作業で研ぎ進めます。

子供たちのもとへ

約3週間の研ぎ直し期間を経て、2学期の始まりに合わせて、研ぎ直しを終えた包丁を各学校に無事にお届けしました。

燕市小中学校包丁研ぎ直し

燕市小中学校包丁研ぎ直し

最後に

包丁は研ぎ直しをしながら、永く使い続けることができる、素晴らしい道具です。
ものづくりの町燕市で育つ多くの子供たちにも、本企画を通して、手入れをした道具の使いやすさを実感していただければ大変嬉しく思います。

また、本企画の実現にあたり、燕市教育委員会様には多大なるご協力をいただき、感謝申し上げます。

私たち藤次郎株式会社は、今後も、SDGsの目標13「つくる責任 つかう責任」を達成するため、包丁の研ぎ直しの啓発活動に、社員一丸となって取り組んでまいります。

後日談

全ての包丁の引渡しを終えた後、包丁を入れていたコンテナを届けに来てくれたのは、燕市役所に職場体験を行っていた、燕市立燕中学校の2年生の生徒さん達でした。
直接包丁を作り、研ぎ直しをする現場を見ていただき、燕市のものづくりをより身近に感じていただけたと思います。
燕市内小中学校包丁研ぎ直し

弊社の研ぎ直しへの取り組みの様子を、新潟日報朝刊にて紹介していただきました。
新潟日報朝刊2023年8月23日